ピアノ技術関連

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『ベヒシュタイン技術者の会』発進

『ベヒシュタイン技術者の会』に向けて                     『ベヒシュタイン』は長い伝統の中で、時代と共に作曲家や演奏家、コンサート会場、そして『ピアノ調律師』と共に洗練され、今も進化し続けている現存する唯一のメーカーと言...
グランドピアノ

杵さんちのグロトリアン その3  鍵盤修復中

四谷杵さんちのピアノ修復中アブストラクトをキャプスタンに変更したのは杵渕さんなのかしら?20世紀初頭のグロトリアンは鍵盤の研究もかなり進んでいた事が随所に伺われ勉強になります。そういえば・・・お部屋のお片づけをしていたら、古いカセットテープ...
ピアノ修理

プレイエルについて教えて下さい。

Q1・プレイエルについて教えて下さい。既に生産が中止となっていますが、中古品を購入し修理する場合は、純正部品は使えず、他メーカーの部品を使用することになるのでしょうか?その場合、プレイエルの特徴的な音が失われてしまうのでは、と気になります。...
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何をしている所でしょうか?  その6

何をしている所でしょうか?  その6答 グランドピアノの側板を作っています。現在ではベーゼンドルファーやペトロフを除いて、グランドピアノの側板は薄い板を何層にも合わせて曲げて接着して行きます。経験上、この部分の材料や接着剤はピアノの重低音に...
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何をしている所でしょうか?  その7

何をしている所でしょうか?  その7答 グランドピアノの鉄骨(フレーム)の裏側です。鉄骨の裏側はなかなか見る機会はありませんね。写真はペトロフの鉄骨です。ピアノ本体に取り付けられるのを待っている所でしょう。フレームの下の部分にはピン板が取り...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その18 これまでのまとめ

ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その18これまでのまとめこれまでの内容をまとめると、形あるもの、実在のピアノには必ず固有振動等の特性が現れる事。特性が弦設計や響板のサイズ、形状、材料等によって左右される...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その17ピアノは大きい方がいいの?ピアノの『響板f0』だけに焦点を当てて考えると、ピアノは大きければ大きいほど優秀ということになります。しかし、低音と高音の音量音質バラン...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その16ロングミュートにおける割り振りの盲点つまり、現実のピアノでは、ロングミュートで3本弦の2本をミュートし、1本弦にしていかに素晴らしく割り振り(基礎音階)が出来たと...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その15ミネラル成分の存在意義ピアノはメーカー、設計、大型、小型にかかわらず多かれ少なかれ『響板インハーモニシティー』という特性(個性)が必ず現れる訳ですから、それを理解...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その13平均律の割り振り数値理論ピアノ調律をメーカー育成所や専門学校等で学ぶ時、最近の割り振り(平均律)数値表記においては『弦インハーモニシティー』を考慮して4度や長3度...
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