スタインウェイシステムのなぞ。なぜ?スタインウェイ?その10
サウンドベルとは?
サウンドベルとは高音側の側板に取り付けられた金属の塊で、スタインウェイの188cm以上のグランドピアノに取り付けられています。
長いネジでベルと鉄骨がつながっています。
スタインウェイは何の効果を求めたのでしょうか?
理屈で考えれば側板のフォルマントをあげて、共振周波数を変更すること。
次高音ヒッチピン側の鉄骨部分の総質量を上げて弦振動ロスを少なくすることなどが考えられますが、先日の研究会で面白いことを体験しました。
ネジを適度なトルクで締め付けると、音が立ってきました。次高音部の響きも増してきました。
タッチも奥行きが増した感じがして到達タッチがすっきりしてきました。
明らかにクリアーな方向に変わりました。
これはすごい変化です。
音がタッチにここまで影響することは新鮮な体験でした。
パッサージュメニュー
おすすめ記事
関連記事
-
-
ベヒシュタイン Mod.M-180 黒艶出
ベヒシュタインその音色の美しさ 仕様:BECHSTEIN Mod.M-180
-
-
「ピアノが語ってくれたもの」シリーズ1 その1~41
以下の文章は(社団法人)日本ピアノ調律師協会 会報No.117・118(2002年)に投稿された文章
-
-
ベヒシュタイン クラシック118 輸入ピアノ BECHSTEIN
ベヒシュタインその音色の美しさ ベヒシュタイン クラシック118 輸入ピアノに興味をもた
-
-
セーヌ ピアノが語ってくれたもの-その5
ピアノが語ってくれたもの-その5 鍵盤はカートリッジ? Q.調律師の意見の中に「整調全項目を行な
-
-
ピアノパッサージュ 技術動画 調律編
ピアノパッサージュスタッフ調律師の作業 試弾ご予約受付中
- PREV
- ニャンダこれは・・・?にゃんにゃん日記その148
- NEXT
- ペトロフ P-5の調律に行った。