何をしている所でしょうか? その2
公開日:
:
最終更新日:2021/01/30
おすすめ記事, ピアノ作り何をしている所?, ピアノ技術関連
何をしている所でしょうか? その2
答 響板材の接ぎあわせ(ハギアワセ)です。
ご存じの様にピアノの心臓部とも呼ばれている響板はピアノの大きさと同じくらいの薄い板状のものです。アップライトは四角いですし、グランドの場合は鳥の羽根の形をしています。大きな振動板です。
この響板が金属製の弦振動をピアノの音に増幅してくれます。
比重の軽い針葉樹(スップルースやフィヒテやエゾマツ等)を使用します。
10cm前後の板を15枚前後接ぎ合わせて大きな響板の基を作ります。
接着方法や接着剤、そして、表面塗装にもそれぞれのメーカーのこだわりがあり、長所があります。
長所と音づくりの方向性が合っていることが重要です。
パッサージュメニュー
おすすめ記事
関連記事
-
-
グロトリアン Cabinet
GROTRIAN Cabinet その姿、音色どちらをとっても、キャビネットに無駄な要素はいっさい
-
-
■輸入ピアノと国産ピアノの違いと特徴 -3
・輸入ピアノと国産ピアノの違い ヨーロッパピアノは日本だけでなく北南米、アジア諸国にも輸出されてい
-
-
鍵盤初動の重さは? ピアノが語ってくれたもの-その19
ピアノが語ってくれたもの-その19 ハンマー重量のジレンマとフェルトの採用 Q.なるほど、フェル
-
-
■輸入ピアノと国産ピアノの違いと特徴 -2
輸入ピアノ 管理を怠るとピアノはどうなるか 輸入ピアノの管理を怠ると、湿温度変化の影響を受けます。
-
-
ベーゼンドルファー in Wien ピアノが語ってくれたもの-その28
ピアノが語ってくれたもの-その28 仮説その2 フランス語やドイツ語の響きが調律や整音作業に大きく