ノートルダム ピアノが語ってくれたもの-その6

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調律師の立場
Q.演奏者と同じ視点でピアノを感じてみることが重要なのですね。
A. そう。演奏者と同じ道のりでピアノを感じることでしょう。そうすれば目の前にあるピアノのどの部分の調整が最優先か分かりやすくなります。調律師が限られた時間で行なう作業の指針となるわけです。調律師が行う作業は大きく3つに分けられます。
Q.「調律・整調・整音」ですね。
A.そうです。この「調律・整調・整音」というくくり方はピアノ製造者の立場からのくくり方です。作業をする立場はこれでいいのです。しかし、演奏者からは感じづらい。調律師が作業した後の音の変化が調律から来るのか?それとも整調から来るのか?
Q.つまり、全ての作業が大なり小なり音に影響しているわけですね。
A.そうです。調律師の立場がソフト(演奏者)とハード(ピアノ)の間に位置すると考えるならば、両面からのアプローチが必要と言うことでしょう。演奏者にとって音の入り口の鍵盤調整をしっかり見ることがいかに重要か分かっていただけたと思います。

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