・第2のブランドであるホフマンの品質の高さ
今世界のピアノ生産の拠点は中国を中心としたアジアに移ろうとしています。例えばボストンはスタインウェイのセカンドブランドですが、日本の河合楽器製作所で製造されています。またヨーロッパのメーカーも会社の維持の為、製造を中国のピアノ製造会社に委託するケースが増えています。アジアで作ることの利点は、一つには人件費がかからない為安価に作れる点が挙げられます。しかし音の芸術としての音色の方はどうでしょう?例えば羊羹を食べたことのない西洋人が見た目そっくりな羊羹は作れても、味まで本物の羊羹を作れるでしょうか?
たとえ人件費が割高になったとしてもホフマンが製造拠点をヨーロッパに設定している理由はここにあります。ピアノを制作するものが西洋音楽の歴史や奥深さや面白さを知らずして、芸術である音楽を奏でる為の本物のピアノを作ることができるだろうか―。
さらにホフマン工場とドイツ工場は車で2時間の距離という事もあり、技術者は常に情報交換をし、ベヒシュタインのコンセプトを正しく楽器に反映できるよう組織としての仕組みが整っています。
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