クリストフォリのアクションモデル。
イタリアはフィレンツェのメディチ家の楽器係りだったクリストフォリがピアノを発明したのは一般的に1709年のこことされてきた。
楽器学の基礎を築いたザックスの分類ではピアノは「打弦によって発音する有鍵盤楽器」と定義されているそうだ。
文献上では1440年のHenri Arnautのスケッチにタンジェントピアノが残されているそうである。
今のところ実在する最古のタンジェントピアノは1632年のものだそうだ。
クリストフォリより古いんだねぇ~。
さて、メディチ家の記録には1698年にピアノフォルテの記述があるそうで、その後、フランス人マッフェイが初めて見たのは1709年のことらしい。
彼の記事が1711年に掲載され多くの人が知ることになったようだ。
写真のモデルアクションは1726年製作のライプツィッヒ大学博物館のタイプだ。
中間レバーの存在やレットオフ機構そして、バックチェックも存在する。
これが現代のピアノの元祖と言わしめる最大の理由かもしれない。
作ってみて初めてわかる事もある。本当に最初の発明者は偉大だ。