何をしている所でしょうか? その3
答 響板に響棒を接着しクラウン(響板の膨らみ)をつける機械です。
写真の機械は160cmくらいのベビーグランドの響棒接着の機械です。
大きな大きなホタテ貝のようですね。
その2で接ぎ合わされた響板の厚みは最終的には8mm~12mmくらいに削られます。低音部を薄くしたり、高音部を厚くしたり、周辺部を薄くして中央を厚くするなど、メーカーの求める音によっていろいろ工夫が見られます。
響板は薄い方が振動しやすくなりますが、強度的には弱くなります。そのため響棒といわれる肋骨のような棒で補強します。(ピアノの後ろをのぞいてみて下さい。グランドは下からのぞき込むと分かります。)
また、弦の圧力に負けないように適当な丸み(膨らみ)を持たせる必要もあります。ヴァイオリンやチェロほど膨らんではいませんが、中央で約1cmくらい膨らみます。