ピアノが語ってくれたもの-その26
「レンガ積み文化」とピアノ
A. 継続こそが文化でしょうね。ヨーロッパにとってピアノこそが、300年の歳月をかけて、様々な国の天才的努力家が、発明や改良、試行錯誤を続け、そして、まだまだ完成したとは言わない。
まさしく、彼等の「レンガ積み文化」を象徴している様に思えます。
ピアノが訴えかけてくるのですよ。おおげさかなぁ?
Q.コンセプトのあるピアノづくりは、きっと魅力的な個性を持つことでしょう。そして、愛してくれる人々に語りかけるのでしょうね。きっと・・・。
A. うれしいな。ありがとうございます。それではここで、ヨーロッパから学んだ二つの視点をもとに、経験から学び、ピアノから感じた2つの仮説を次回紹介しましょう。
仮説その1 ピアノ音のインハーモニシティーが平均律音階の普及に役立った。
仮説その2 フランス語やドイツ語の響きが調律や整音作業に大きく影響する。