ドゥオモ ピアノが語ってくれたもの-その23
公開日:
:
最終更新日:2019/08/15
おすすめ記事, ピアノが語ってくれたもの, ピアノが語ってくれたもの-ブログ 輸入ピアノ
ピアノが語ってくれたもの-その23
コンセプト
Q.それでは、肌で感じた部分はどのようなところなのでしょうか。
A.一つ目はコンセプトです。友人の音楽大学の講師にもこの比喩を授業でレクチャーされている方も居ますから、西洋音楽を実践されてきた方々には広くご存じの話しかもしれません。
例え話と言うのは建築現場で基礎になるレンガを積んでいる3人の石工職人にそれぞれ作業の意味を訪ねるわけですね。「君は何をしているのかい?」とね。
一人目は「これで賃金を貰い生活をしている。」と答え、
二人目は「私は国では一番良い技術を持っていて良い仕事をしている。」と胸を張って答えました。
三人目は「教会を建てているのさ。」とぽつりとつぶやいたそうです。
それぞれの現場で行なう作業をはたから見ていたら同じにみえるはず。しかし、その行動の先にどのようなコンセプトが含まれているかは、かなり異なるわけです。これが一つの鍵になるでしょう。
Q.なるほど、目的意識をしっかり持って行動すると言うことは現代の日本社会にも再確認するべき価値観でしょうね。
A. そうですね。簡単にいうと、「物事の本質はいったい何?」「どこにあるの?」ってことでしょうね。
パッサージュメニュー
おすすめ記事
関連記事
-
-
「ピアノが語ってくれたもの」シリーズ1 その1~41
以下の文章は(社団法人)日本ピアノ調律師協会 会報No.117・118(2002年)に投稿された文章
-
-
なぜ プレイエル? ~ショパンが愛したピアノ~
~ショパンが愛したピアノ~ プレイエルピアノ展示中 https://youtu.be/f
- PREV
- 何をしている所でしょうか? その7
- NEXT
- クボタチェンバロ ベーシックスピネット