C. Bechstein Resonances: The wood (No. 01)
「ベヒシュタインの響き:木材」
C. BECHSTEIN のピアノの旅は、ストラディバリウスと同様に、イタリアの Valle
di Fiemme から始まります。ベヒシュタイン・コンサートシリーズのグランドピア
ノの響板にはこの地域の標高1200メートル以上で採取された木材が使用されてお
ります。そのような木材はとても貴重で、厳しい管理下で保存されます。響板に使
われるトウヒ以外の木材についても、ベヒシュタインの工場内の乾燥庫で 5 年以
上寝かせるものもあります。
パーフェクトな楽器作りへの挑戦は、最高の素材があってこそはじめて成し得る
ことができるのです。
C. Bechstein Resonances: Tradition (No. 02)
「ベヒシュタインの響き:伝統」
グランドピアノとアップライトピアノのどちらにも最高の素材を用いるこだわり
は、妥協を嫌ったカール・ベヒシュタインの音楽的ヴィジョンと革新的な精神の伝
統がベヒシュタインに 160 年以上根付いている証拠です。
19 世紀にはすでにベヒシュタインは、「選ばれるブランド」としての地位を築いて
いました。ブラームス、ドビュッシー、ラヴェル、リスト、ラフマニノフ、ワーグ
ナー、バルトーク、ブゾーニといった著名な作曲家たちが、ベヒシュタインで作曲
をしていたのです。
C. Bechstein Resonances: Serra Tavsanli (No. 15)
ウゴルスキと共に学び、全米にてコンサートをして回っているイスタンブール生
まれのピアニスト Serra Tavsanli によるベヒシュタイン評。
「この楽器は、世界の外へ通じる道になれるような気分にさせてくれるの。あなた
は音楽の一部となり、美しい音の一部になるの。」
C. Bechstein Resonances: The Apprentices (No. 06)
「ベヒシュタインの響き:研修生」
すべての従業員に対して、職人気質で几帳面な研修が行われる。研修の目標とは、
確かな技術への共感を築くことであり、それはモノづくりの単なる工程とは一線
を画す。ベヒシュタイン社と彼らの絆はふたつの大きなアドヴァンテージを生み
出している。研修を完全に終えた時、彼らの多くがベヒシュタインに留まること、
そして、世界中のベヒシュタイン・パートナーのもとでその素晴らしさを広める未
来の大使を育てることである。
個々の能力の向上は会社の経験値を反映している。⻑い歴史を通して、それらの蓄
積された経験は革新的な強みへとつながっていく。
「最初は全てが圧倒されました。全てが新しく、(今までと)違っていました。です
が、この世界にいればいるほど、どんどんその中に没頭するようになり、また面白
くなっていきました。今日ではピアノは私の心の中に根付いて、毎日それなしの生
活は考えられなくなりました。」
C. Bechstein Resonances: The rim
「ベヒシュタインの響き:リム」
グランドピアノの側板の厳選されたベニヤ板を貼り合わせるために厳選された接
着剤を使うことは、一枚一枚の層を貼り合わせ固定する為に不可欠なものです。
職人たちによって⻑年蓄積された貴重な経験は、正確な判断を要求される音作り
に生かされています。
何重もの層を張り合わせた後、各層が完全に密着するように数か月の間、寝かせる
期間も非常に重要です。そうすることで、ゆがみを回避します。外枠は変形しては
ならないのです。
C. Bechstein Resonances: Hammer heads
「ベヒシュタインの響き:ハンマーヘッド」
ハンマーヘッドは一般的にサプライヤーで製造されたものが使用されますが、ベ
ヒシュタインは社外製のハンマーヘッドの品質に満足せず、独自の基準に従って
自社製ハンマーヘッドを生産することに心血を注いできました。ベヒシュタイン
は現在、ヨーロッパで唯一の自社製のハンマーヘッドを生産しているピアノメー
カーです。頑丈なハンマーウッドを弾力性のある強力なフェルトで覆った、この卓
越したハンマーヘッドは、高水準の要求に応えるべく、様々なプロセスを経て作ら
れております。
ピエール-ロラン・エマール、ベヒシュタインを語る
知的な解釈に定評のあるピアニスト「ピエール=ローラン・エマール」がベヒシュ
タインを語ります。
1899 年にベヒシュタインホールとして着工されたウィグモアホール。
2017 年 3 月にホールと同い年(1899 年製)のベヒシュタインを使って、エマール
のコンサートが行われた際、エマールとジュリアン・アンダーソンがベヒシュタイ
ンについて語っている動画です。
ベヒシュタインにゆかりのある作曲家たち、リスト、ドビュッシー、アンダーソン
(ジュリアン)等を交えつつ、スクリャービンやオブホフ等を弾きながらベヒシュ
タインから出てくる音色について語っています。
「この世界に彩りを添えているのは、文化の多様性と歴史の蓄積です。様々な
曲を演奏していく為には、様々な楽器に触れなければなりません。」
ピアニスト Saleem Ashkar のインタビューの抜粋です。
“ベヒシュタインは音楽を表現するのに必要なすべてを備えているからです。温かくて輝かしい音色、響きのクオリティを持っています。
本当に歌うような音色を生み出すことができ、それはすべての音楽に必要なことですが、特にベートーヴェンの音楽に重要な要素です。”
ピアニスト Saleem Ashkar のインタビューの抜粋(その2)です。
ベヒシュタインピアノの選定にあたって
“私はここ 30 年毎日、多くの時間をピアノと共に過ごしました。だからピアノという楽器に対して親しみを深めています。
ピアノに触れるとピアノが語りかけてくれるか、それとも壁があるのか、エネルギーがすぐに流れてくるか、わかります。私は時には客観的に、時には主観的に。判断しなければなりません。私は基本的にすぐにピアノを選ぶことができました。”
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