ちょっとアメリカン! ボールドウィン
ボールドウィンといえば1980年ころベヒシュタインの筆頭株主だった。
ベヒシュタインのノウハウを導入してSD-10というコンサートグランドを制作して一世風靡。
そのアップライトピアノが入ってきたので独特なつくりをちょっと見てみよう。
アクションのイワシばね
これはハンマーの戻りを手助けするシステムだ。
一般的なハンマーフレンジコードとバットスプリングで個々が独立しているものと違い一体化のため一度外すと少々厄介だが、フレンジコードが切れるリスクが無いのは利点だ。3本ペダルの中央
一般的にはマフラーペダルだが、これはバス弦のダンパーのみ音が伸びる装置。
通常1本のロッドが2本あり一つが低音部分だけで切れている。
鍵盤フロントピンが太かったりバランスのカマボコが無かったりするけどそれも個性。
音はフレームの響きが強く教会の鐘を思わせる感じ。