・ベヒシュタイン中古ピアノの特徴
設計変更される2003年以前のベヒシュタインは、高音弦まで一音ずつ止める「総アグラフ」設計となっています。弦振動を積極的に鉄骨に伝えて高音の伸びを増大させる現代の多くのピアノと異なり、オールドベヒシュタインは音の透明感と分離感を意識したピアノ作りがなされています。どちらかと言うと一見朴訥とした音色で自己主張はしませんが、反応が早くポイントがあった時の音の響きは圧巻です。その分演奏者の意図を忠実に再現してくれるという意見も多いです。ちなみに現行モデルでもマイスターピースのアップライトは総アグラフが採用されています。