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「BECHSTEIN・ナウ」その4 グランドピアノの形を決めるリム作り

ベヒシュタインその音色の美しさリム作りまずは、グランドピアノの形を決めるリム作りをご案内しましょう。良質な堅木の薄い板をじっくり乾燥させ何層にも張り合わせて熱や薬品に頼らずピアノの形にまげて接着します。接着剤が乾くとご覧の通りグランドピアノ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その5 ピン板(シュティムシュトック)

ベヒシュタインその音色の美しさピン板(シュティムシュトック)ピン板はチューニングピンの保持力やボディの鳴り・寿命にかかわる非常に重要な部材です。ベヒシュタインピアノが150年以上歌い続けられるようにベヒシュタイン工場では、ピン板と内リムの密...
ベヒシュタインピアノ

夏に納品した幼稚園児のHちゃんのベヒシュタイン調律に行った。

夏に納品した幼稚園児のHちゃんのベヒシュタイン調律に行った。お月さまの中にお餅をつくウサギがいるね!秋だね~
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「BECHSTEIN・ナウ」その6 内リムと外リムの接着

その音色の美しさ内リムと外リムの接着マイスターの話しでは接着とは実に不思議な現象でもあり、慎重で難しい部分だそうです。たとえば、平らなガラスとガラスをくっつけるような場合は水を間に入れるだけでくっついた感じになりますよね。接着で最も重要なこ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その7 キーベッド作り

ベヒシュタインその音色の美しさキーベッド作りキーベッドとは、その名の通り鍵盤がのっかる台の板のこと。演奏者のタッチをしっかりと受け止め雑音成分をうまく逃がし、弾き心地や音色にまで影響する大切な部分です。ベヒシュタインでは音の伝搬が速いとされ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その8 響板作り

ベヒシュタインその音色の美しさ響板作り響板はピアノの心臓部とよく言われます。ベヒシュタインの心は大きくて広いのよ。弦の音を増幅し、求めるベヒシュタイントーンに近づくために材質や形状が重要になるそうです。成長のゆっくりな木目の細かいフィヒテ材...
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「BECHSTEIN・ナウ」その9 駒は弦の振動を響板に伝える重要な部分

ベヒシュタインその音色の美しさ駒作り「駒は弦の振動を響板に伝える重要な部分です。」「全体の形状や上面の削り方によってはピアノの音色にも影響する部分なので、ベヒシュタインの音を守るために非常に精度の高い加工を必要とします。」「駒の制作精度と形...
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「BECHSTEIN・ナウ」その10

ベヒシュタインその音色の美しさ駒と響板の接着の後、ボディと響板は接着されます。特にグランドピアノの高音部は弦が張られてテンションがかかった場合にねじれの強い力が働くため強密着の工夫が施されるそうです。フレームボルトの工夫やサウンドベルを大型...
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「BECHSTEIN・ナウ」その11

ベヒシュタインその音色の美しさ仕掛り品 お休み中冒頭でも言いましたが、私の制作部分は木工の占める割合が多いのです。仕掛り品の保管・管理・乾燥がとても重要なのですね。フレームや弦の張られていないボディが所狭しと並べてあります。私はじっくり熟成...
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「BECHSTEIN・ナウ」その12

ベヒシュタインその音色の美しさ鉄骨(金属フレーム)シーズニング中フレームはネズミ鋳鉄を原料とした鋳物です。ピアノ作りの歴史の中でネズミ鋳鉄が最もピアノの音つくりに適した金属のようです。ゴールドラインのフレーム作りは通常の温度より更に高温で溶...
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「BECHSTEIN・ナウ」その13

ベヒシュタインその音色の美しさ鉄骨(フレーム)塗装フレームはじっくりシーズニングされます。ネズミ鋳鉄は如何に最新特殊技術で作られてもねじれや縮小などの変化が起こるのです。その変化を待つのがシーズニング。シーズニングの済んだフレームは順次磨か...
ピアノ技術関連

スタインウェイNo.1ピアノ

スタインウェイNo.1ピアノ高崎のスタインウェイ・センターにスタインウェイのルーツピアノになるシュタインヴェーク氏の作ったピアノのレプリカが来ていた。ウィンナーアクションで皮のハンマーチューニングピンは楕円形状モデラートペダルを装備。雰囲気...
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「BECHSTEIN・ナウ」その14 フレーム合わせ

ベヒシュタインその音色の美しさフレーム合わせ音の伝達や耐久力の為には密着が重要になります。それは木部接着のみにかかわらず、フレーム(鉄部)とボディ(ピン板及び内リム)の密着が重要なのです。高精度のフレームは作業をより正確に進めることが出来る...
グランドピアノ

グランドピアノの消音機能

グランドピアノの消音機能輸入グランドピアノの消音機能がついに発表された。内覧会が渋谷であったから、行ってみた。知り合いの調律師が数多く来ていて潜在需要の多さを実感できた。コルグ製でレット・オフを3mmで設定できる特許出願中だ。輸入グランドピ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その15 フレームアグラフ取り付け

ベヒシュタインその音色の美しさフレームアグラフ取り付けアグラフの構造にも進化が見られます。以前はワッシャーでアグラフの高さ調整をしていましたが、現在では形状により角度調整が容易になりました。フレームとの密着性も増し振動のエネルギーロスも少な...
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「BECHSTEIN・ナウ」その16 弦張り

ベヒシュタインその音色の美しさ弦張り弦にねじれや傷をつけないように、1本1本丁寧に弦を張ってくれています。低音弦は工場内で製作されるベヒシュタイン特製の巻線です。ベヒシュタイントーンの支えになる重低音は多くの試行錯誤の中から匠の技術で支えら...