■ヨーロッパピアノ 音色が変化する面白さ -1

ケルン大聖堂内部5・ピアノの織りなす音色とは
 ヨーロッパで作られたピアノは、弾き方や感情移入で様々な音色を引き出すことが出来ます。音色とは音の色と書くように、色合いや濃淡をコントロールすることにより、立体感や遠近感を演出することの出来る、音楽を創る上で非常に重要なファクターとなります。
 音色の変化に富んだピアノは、例えていうならパレットに載せられた絵の具の色が多いということです。もしパレットに白と黒しかなければ、白、黒、灰色3種類の色しか作ることが出来ません。しかし赤、青、黄色といった絵の具がそのパレットにあれば、紫、黄緑、ピンクetc…多彩な音色を奏でることが出来ますし、だからこそ、移り変わり易い人の心の微妙な変化までも音に還元することが出来るのです。

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