森君は物理学者なのだ!!
先日、社団法人ピアノ調律師協会の主催で森先生のレクチャーがあった。
森准教授はピアノ調律の資格を持つ物理学者なのだ。
彼のピアノに対する探究心は世界でも認められているようで、一年の半分はドイツのブラウンシュバイクに居る。
工学博士の彼は、国立音大や徳島大でも教鞭をとっている。
とても面白い研修会であった。
ピアノの振動特性を加速度信号ピックアップで測定して、視覚による比較でアナライズしたりした。
調律師が違うと同じピアノの同じ音を調律しても音が違うのか?
デュプレックスをミュートしたらどのような変化が起こるのか?
響板の振動特性や固有振動の特徴のグラフ。
至近距離のピアノ弦が連成振動を起こす現象をひもで吊るした2本の五円玉で実験してみたり。
響板が持つ固有振動によって弦振動がどのような影響を受けるのか?
ピアノの音が2段減衰する理由とか・・・
ピアノの音の特徴はインハーモニシティーのみならず、多くの不思議な魅力を含んでいることがよぉっくわかりました。
本当に、とぉっても勉強になりました。ありがとうございました。