なんと142年前のスタインウェイ アップライトピアノ。
ご覧の様にこの時代は交差弦ではあるが、総鉄骨フレームではない。
しかも、バックは木製支柱ではなく鉄骨支柱である。
むき出しのピン板は最高の材質で現代でもしっかりと調律を保持できる。
木材は本当に不思議なものだ。少々古くなった方が比重が軽くなり、逆に強度が増す。
外装だけでなく中身もすばらしく手間がかかっている。アクションもアブストラクトで長身のピアノ設計から来るキャプスタンの横ぶれを防いでいる。
調整に手間はかかるが、非常に保存も良く、しっかり調整すれば充分に使用できる。