何をしている所でしょうか? その2
答 響板材の接ぎあわせ(ハギアワセ)です。
ご存じの様にピアノの心臓部とも呼ばれている響板はピアノの大きさと同じくらいの薄い板状のものです。アップライトは四角いですし、グランドの場合は鳥の羽根の形をしています。大きな振動板です。
この響板が金属製の弦振動をピアノの音に増幅してくれます。
比重の軽い針葉樹(スップルースやフィヒテやエゾマツ等)を使用します。
10cm前後の板を15枚前後接ぎ合わせて大きな響板の基を作ります。
接着方法や接着剤、そして、表面塗装にもそれぞれのメーカーのこだわりがあり、長所があります。
長所と音づくりの方向性が合っていることが重要です。