ベヒシュタイン-Berlinで1991年から2003年くらいまで製造されたC-232(C91)
総アグラフでくりぬきフレームのベヒシュタインだ。
世界でも日本でも希少なモデルだ。
ショパンCis mollの曲が多いよね。
ショパンが弾いていた時代のピアノ(もちろんプレイエルをはじめいろいろなピアノがあるだろうが)サイズ的に奥行240㎝くらい。
並行弦や鍵盤数の違いもあって、幅は現代のピアノより若干狭い。
当時のピアノは響板のくせ(ボディー特性)が17Cis近辺に山があったのではないかと推考するのだが・・・。
ベヒシュタインC-232(C91)は響板のエフゼロが17Cis~19Dis辺りにあるため、Cis mollの多いショパンを是非弾いて感じてもらいたい気もする。
あと、ラウドペダルのペダリングタッチも特殊だと思う。
通常のおっとりとした踏み方では音の立ち上がりの早いベヒシュタイントーンの魅力はなかなか引き出せないそうだ。
同時ペダルくらいで演奏しても音が濁りにくいのが特徴だ。
そのためなのか?ペダルの戻りも非常に早く強く感じる。
コンサート用モデルだから、鍵盤も高音部に行くにしたがって短くなる。
分かりにくいかな?撮影方向が遠近法の逆になってしまった。
NYスタインウェイで行われているレットオフ調整法。
一般的な目視で調整する方法より、多少手間がかかるが、シャンクローラーのたわみや皮の抵抗、強度等も考慮に入れられることと、錯視も関係ないし、非常に見えずらい低音弦部分にはとても有効だ。
ちなみに、太さは1.5mm・2mm・2.5mmの3種類を用意してる。
今日は2mmにて一律調整。
ちなみに、つまようじの直径っで何mmだと思う?
答えは最後に・・・
アメリカの道具やケミカルの発達、だれでも同じく出来るための発案はすばらしいと思う。
これでざっくり調整して最終的には音とタッチで微調整するわけです。
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(直径2mmなのよ。)