ケルン大聖堂夕景■ベヒシュタインB116Compactの構造
響板には除響板を取り付けて音の乱反射を防ぎ、音が濁りづらい音場を作っています。固有振動を持たない鼠鋳鉄のフレームを使い、特定の音に金属が共振して不自然な音色変化を起こさない工夫をしています。支柱を高音弦側に寄せることで、高密度の部位で振動しやすい高音の響きを助け、低密度の部位で振動しやすい低音の響きを豊かにしています。ここまではマイスターピースと同等の造りですが、プレミアムは高音弦側にアグラフではなくプレッシャーバーを採用しています。プレッシャーバーが弦の共鳴を起こし、丸みを感じられるふくよかな響きを生み出しています。