日本で最初に響いたピアノはシーボルトがイギリス製のスクエアピアノをドイツから持ってきた物だったのだ。
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最終更新日:2015/12/12
ピアノ史, 日本ピアノ調律師協会
日本で最初に響いたピアノはシーボルトがイギリス製のスクエアピアノをドイツから持ってきた物だったのだ。
時は江戸時代「シーボルト事件」は起こった。
「シーボルト事件」とは?
文政11年(1828年)9月、バイエルン王国(現ドイツ)の医師であるシーボルトがオランダ商館付として来日後、帰国する直前、所持品の中に国外に持ち出すことが禁じられていた日本地図などが見つかり、シーボルトは文政12年(1829年)に国外追放のうえ再渡航禁止の処分を受けた。 だそうで・・・。
ここで疑問?当時、鎖国政策中の徳川幕府はオランダ人とのみ長崎出島で国外貿易していたはず。ドイツ人がどうして来日及び滞在できたのか?おまけに日本を愛し日本人女性と結婚までしている。このあたり、なんか、オペラ「蝶々婦人」を考えてしまい、映画「007は二度死ぬ」を思い出すなぁ・・。
浜美枝!きれいだったなぁ・・・。(遠い目)
おっと、話は戻って、どうやらシーボルトさん、入国審査の時、手間取ったようだ。
オランダ語のヘタクソな医者がいると話題になったことが当時の記録にあるらしい・・。
ちょっと納得。一部にはばれてたのかもね・・・。
んでもって、シーボルトさんはとても偉かったねぇ。
日本に西洋音楽を楽器ごと持ってきたのでした。
強制送還のためか、ピアノはお世話になった方に置き土産して帰国。
★ イギリス製ウイリアム・ロルフ&サンズピアノ製のスクエアピアノ
製作年は1819年。
お!クララ・シューマンが生まれた年でザウターピアノの創業年やないの!
おっと!そーいえば、来年はシューマン&ショパン生誕200年祭!
当社もグロトリアンピアノを使ってお祝いをしようっと・・・。(ちょっと遠い目)
またまた、話はもどって、当社の筒井君が10年前に萩市にこのピアノフォルテを見に行ったそうな。★ シーボルトのピアノ見聞記
今回我らが誇る「社団法人日本ピアノ調律師協会」が事業の一環として修復作業に携わったのでした。
プロジェクトリーダーは関東支部会員・修理の達人(鬼?)・「親方」小野さん。
すごい技術だよね。そんでもって★ 修復の様子ってなわけなのだ。
ピアノ伝来 1823年 長崎出島 フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト!
試験問題にならないかなぁ?
日本のピアノの夜明けは明治維新より古いんだねぇ。
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