コンサートロイヤル調律中
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ピアノにはそれぞれメーカーによってちょっした違いがあるわけで、
ご覧のようにグロトリアン50%の確率で鍵盤押さえのレールがない。グロトリアンの考え方としては鍵盤蓋がネジ固定してあるので梱包して運送する時以外はない方がいいとの事。
出荷時には必要最低限のレールがついてくるが納品後のピアノは
ネジ部も含めて取り外されていることが多く、メーカー指導でそうしているようだ。ちょっと気が付いた時でも鍵盤の深さ調整が即出来るのは確かにありがたい。
運送の時も鍵盤部をクッション材で梱包すればいいだけではある。音的にも余計なものがない方がいいのもわかる気がする。
グロトリアンのこだわりですかね。
鍵盤蓋が簡単に取り外せないのは弟君のスタンウェイも同様だが、スタンウェイの場合しっかりとした鍵盤押さえレールが付いている。
このくらいしっかり作れば悪さはしないのかもしれない。
ベーゼンドルファーはバランスピンのところにあるので一見したら無いように見える。
ちなみに口棒(白鍵の前にある細長い横棒部分)が簡単に外せるのもグロトリアンとスタンウェイの専売特許だった。その後ファツィオリも確かそうなった。コンサートの時ちょっと鍵盤のピンを磨きたいときに便利だが、キャプスタンを磨きたい時は鍵盤蓋を外すしかない。そして2003年位以降のベヒシュタインも変更した。こちらは鍵盤蓋もすぐ外れるのでありがたい。まあ、ちょっとの違いなんだけどね。ヤマハ、カワイのコンサートグランドの最新モデルは今現在どうなっているかしら。
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