田村美和 太田太郎 ベヒシュタインデュオコンサート Vol.4
田村美和 太田太郎
2015年2月7日土曜日
終了しました。
田村先生のご提案で今回は2台のピアノでした。
往年のベヒシュタイングランドピアノ2台での演奏出来る会場は国内でも珍しいことに気が付きました。ドイツでも少ないそうです。
総アグラフからくる音の透明感は同じ音量でもいろいろな音色を醸し出します。
その繊細かつ敏感なベヒシュタインを大胆にコントロールできる演奏がとても素晴らしかった。
多くの音が一度に鳴ってもその一つ一つがにごった感じもなくまさにオーケストラピアノ。
2台ピアノの響き合いが会場を魅了しました。
先人の言葉「ベヒシュタインはアマティやストラドヴァリに匹敵する」を体験できてとても幸せな思いでした。
2台のピアノでの素晴らしい世界を堪能できました。
またやりたいなぁ~!
会場
W.A.モーツァルト :二台のためのピアノソナタ二長調 K.V.448
アレグロ コン スピリート
アンダンテ
アレグロ モルト
D.ミヨー :スカラムッシュ
田村美和
大阪音大を経て、渡独、ドイツ国立ベルリン音大を卒業。これまで武田国夫、L.コハンスキー、エーリッヒ・リーヴェンザーム、ヴルヘルム・ケンプの各氏に師事。ベルリンでは早くからベヒシュタイン社と交流があり、コンサートグランドピアノの弾きこみや、アドヴァイザーとしてマイスターと共にピアノ制作にも長年携わってきた経験を持つ。
太田太郎
国立音楽大学ピアノ専攻卒業。ドイツリスト音楽大学同大学院ピアノ専攻卒業。留学期間中交換留学生としてノルウェー国立音楽大学へ推薦入学、北欧の各地で演奏会を行う。ドイツ留学中、オペラプロジェクトに抜擢され、全11公演の室内オーケストラのピアニストを務める。タンスマン国際コンクール(ポーランド)ディプロマ賞、ロンドン国際コンクール第5位、ザドラ国際コンクール第1位。帰国後、音楽スタジオ“エームジーク・スタジオ”を開設。
長年ドイツを拠点にピアニストとして活動されてきた田村先生ならではの、日本ではなかなか聞くことのできない貴重なお話盛り沢山のレクチャーコンサートです。チャーミングで魅力的な田村先生が奏でる音は、まさにその人柄を表したようにとても美しく、ピアノを弾く楽しみ、教える喜びをもう一度私たちに与えてくれることでしょう。また音楽とは何なのか、その根本から考えさせられるほどの、胸を打つ演奏を聴けることと思います。ピアノという楽器の奥深さ、ピアノを通して表現し、伝えることの素晴らしさを、次の世代まで語り継いでいきたいと思います。今回は2台ピアノです。
ぜひ一緒に楽しみながら学び、贅沢で特別な時間を共有しませんか。