フィリップ・カッサール

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フィリップ・カッサールは1985年にパリにてクリスタ・ルートヴィヒ(メゾソプラノ)と共演して以来、ソリスト、リサイタル奏者、室内楽奏者として国際的な評価を確立しました。同年クララ・ハスキルコンクールのファイナリストに選ばれ、1988年にはタブリン・インターナショナルピアノコンクールで優勝しました。協奏曲ではロンドンフィル、バーミンガム交響楽団、BBCフィル、BBCウェールズ交響楽団と共演し、ネヴィル・マリナー、ジェフリー・テイト、ウラジミール・フェドセーエフ、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、レイモンド・レパード、シャルル・デュトワ、アーミン・ジョーダン、マレク・ヤノフスキ、エマニュエル・クリヴィヌ、ティエリー・フィッシャーなど多くの指揮者と共演しています。
ドビュッシーピアノ作品全曲演奏(1日4回のリサイタル)は、メディアで熱狂的に取り上げられ、ロンドン、タブリン、パリ、リスボン、シドニー、シンガポール、東京で行われました。デッカ・レコードからリリースされたドビュッシーの録音は、1898年製のベヒシュタインが使用されました。
フィリップ・カッサールは室内楽曲の膨大なレパートリーを有し、ナタリー・デセイ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、ヴォルフガング・ホルツマイアー、ポール・マイヤー、ダヴィド・グリマル、アンヌ・ガスティネル、マット・ハイモヴィッツ、イザベル・ファウスト、エベネ四重奏団、モディリアーニ弦楽四重奏団、タカーチ弦楽四重奏団、アウリン四重奏団、ヴァンブラ四重奏団、デンマーク弦楽四重奏団、チリンギリアン四重奏団と共演しています。

<CD紹介>
ドビュッシーピアノ作品集(使用ピアノ:1898年製ベヒシュタイン)

【ドビュッシーの好んだピアノを使用】
このシリーズは、ドビュッシーが賛辞を惜しまなかったという19世紀末のベヒシュタイン製ピアノを使用して演奏されており、ドビュッシーがこだわったピアノの音色を実際に耳で聴くことができるのが最大の特徴。抑えられた色彩と奥行きのある響きを生かした、淡泊にして繊細で、しかも美しい流れをもった演奏を楽しむことができます。

【ADDAからUNIVERSALへ】
もともとはフランスのADDAレーベルでスタートした企画でしたが、レーベル運営上の紆余曲折を経て、ASTREE、ACCORDからもリリースされ、今回、フランス・ユニバーサルがセット化する運びとなりました。セット化にあたって、2011年に録音された『燃える炭火に照らされた夕べ』と『負傷者の服のための小品』が追加収録されています。前者は2001年に発見されたドビュッシー最後の作品となります(この2曲は通常のピアノで演奏)。

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