1936年製のプレイエルの修理が終了し、納品になりました。
以前の修理で、大きい重たいハンマーが取り付けられていたため、タッチも重く指先に凸凹を感じ、プレイエルの軽快なタッチと音色が損なわれていました。
シャンクローラーではなくアップライトにみられるようなハンマーバットが付いているこのモデル。
ハンマーとの重量バランスは大事です。
また、経年劣化によるレペティションスプリングコードの切れが派生していたため、打鍵に支障がありました。
今回は、消耗・摩耗した部位の交換(弦、ハンマー、各部位のフエルト、クロス、コード交換)を施しました。
外装は、傷も無くラックニスが当時の美しさを保っていたので、磨きだけしました。
パリのサロンに来たみたいですね!
末永く、プレイエルの音色をお楽しみくださいませ!