神田川右岸のピアノ工房 その2
アクションや鍵盤それから、鍵盤の下の板を取り外し、弦の交換と相成りました。
低音弦の駒もひび割れが出来ていたので修理接着を行い、低音弦はドイツ製の銅線を巻き線に使用しました。
匠の巻いた巻き線は豊かな部分音をもち、とくにペダルを踏んだ時のピアノの音色にまろやかさや豊かさが増す重要なセレクションなのです。
近代ピアノの交差弦による低音弦共鳴効果をよりよくするためには弦の品質がどうしても重要になるのですね。
チューニングピンも交換してとてもきれいになりましたね。