なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その1 ルーツと使用目的

なぜ?ペトロフ? その1 ルーツと使用目的ペトロフのルーツは「南ドイツ・ウィーン派」です。南ドイツ・ウィーン派の有名な制作者はシュタイン・ナネッテシュタイン・ワルター・シュトライヒャー・グラーフ等です。また、現存のピアノメーカーではベーゼン...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その2 材質と構造

ピアノは多くの木材が響くように工夫してあります。ペトロフはベーゼンドルファーと同じように、使用木材を緊張させません。緊張させると強度は増しますが、音には共振しにくくなるからです。これはウィーン派のピアノ製作の一貫した特徴でもあります。グラン...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その3 外装

なぜ?ペトロフ? その3 外装「なぜ?ピアノは黒く大きくないといけないの?」小さな子供の素朴な疑問でしょう。そういえば、コンサートホールや音大のピアノは殆ど黒いですね。しかし、ヨーロッパの家庭のピアノは・・・?そうです。木目のこだわったデザ...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その4 鉄骨と総アグラフ

ホフマンピアノ展示中ペトロフの鉄骨は芸術品です。鉄骨の余分な金属を減らすことは音の立ち上がりの反応が早くなると考えます。また、寺院の梵鐘や100年くらい前のNYスタインウェイのグランドピアノの鉄骨に見られるように表面の凹凸が響きをより良くす...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その5 チェコのピアノ作り 発祥

チェコは音楽家の国とよく言われます。創業141年にも及ぶペトロフ社の歴史の中で50万台以上のピアノが製造されてきました。ペトロフ社が今日の、世界的なピアノメーカーとして認められるまでの道のりを説明しましょう。創立者はアントニン・ペトロフさん...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その6 チェコのピアノ作り 戦と拡大

なぜ?ペトロフ? その6 チェコのピアノ作り 戦と拡大1866年に勃発したオーストリア・プロシア戦争の重要な局面をHradec Kraloveの町近くで迎えたため、当分の間ピアノ製造を中断されてしまいました。それから、その後生産を再開し、元...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その7 チェコのピアノ作り 宮廷御用達ピアノ

なぜ?ペトロフ? その7 チェコのピアノ作り 宮廷御用達ピアノ1881年、アントニン・ペトロフは、鍵盤とアクションの製造工場を開いています。また、アップライトピアノの製造も始めました。高い品質のピアノは家庭や学校、劇場、コンサートホールで見...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その8 チェコのピアノ作り 法人化

なぜ?ペトロフ? その8 チェコのピアノ作り 法人化1908年に、ペトロフ社は法人化されました。その頃にはA.ペトロフと妻のメアリーだけでなく、息子のJan、Antonin、後には末息子のVladimirまでもが、会社経営に携わっていました...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その9 チェコのピアノ作り 第1次大戦

なぜ?ペトロフ? その9 チェコのピアノ作り 第1次大戦第1次世界大戦中(1914~1918年)は、会社の成長も一時中断され、ペトロフ夫婦の長男(Jan)と次男(Antonin)が軍役に就いています。ペトロフの創立者のA.ペトロフは大戦2年...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その10 チェコのピアノ作り 輸出

なぜ?ペトロフ? その10 チェコのピアノ作り 輸出高品質のペトロフブランドは年々、国内外での需要を増やして行きました。はじめは全ヨーロッパに、後にトルコ、南アメリカ、チュニジア、インド、エジプト、パレスチナ、日本そして、オーストラリアに輸...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その11 チェコのピアノ作り 三代目

ホフマンピアノ展示中なぜ?ペトロフ? その11 チェコのピアノ作り 三代目1932年ペトロフ家第3代目となるDimitrij,EduardとEugenが会社の重役に就きました。海外に出て経験を積み、エレクトロ・アコースティック・ピアノ『ネオ...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その12 チェコのピアノ作り 第2次大戦

なぜ?ペトロフ? その12 チェコのピアノ作り 第2次大戦1935年、ブリュッセルで開かれた世界博覧会でペトロフグランドピアノは最高の栄誉となるグランプリを授与されました。第2次世界大戦が始まると再び、会社の成長は妨げられました。1945年...
なぜ?ペトロフ

なぜ?ペトロフ? その13 チェコのピアノ作り 工業立国

なぜ?ペトロフ? その13 チェコのピアノ作り 工業立国チェコはもともと日本と同じく工業立国であり、物作りへの国民意識は非常に高いようです。また、音楽家も多い国ですね。物作りに対する律儀さはドイツや日本にも共通する部分かもしれません。その土...