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■ヨーロッパピアノ 音色の方向性について -3

公開日: : 最終更新日:2016/08/04 おすすめ記事, ブログ

DSCN5496・ヨーロッパピアノの音色の方向性を分類してみる(鮮明な透明感=ベヒシュタイン編)
ベヒシュタインの音色の方向性と言えばクリアで繊細な音色。これはベルリンフィル初代指揮者のビュローやリストといった音楽家との交流によってもたらされた音色の方向性ですが、実はフォルテピアノやチェンバロなどの古楽器にも相通じる方向性です。鍵盤楽器はどちらかと言えば元々音の分離感に優れ、声部の多層構造を持ったピアノ曲を表現するには比較的やりやすい楽器でした。ベヒシュタインはその響きを現代のモダンピアノという音場で実現している、とも言えます。この響きは重厚でエネルギッシュなスタインウェイとは対照的な響きで、鮮明な音の分離感は各声部の独立性を保ったまま、お互いの声部が対話するような感覚を覚えます。スタインウェイは全ての音が塊となって飛んでいくのに対し、ベヒシュタインは音毎のキャラクターが維持されたまま飛んでいくイメージです。

ヨーロッパには沢山のピアノメーカーがありますが、この分類を抑えながらピアノを選んでみると、ご自身の好みもはっきりしてくるかもしれません。

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