今回の出張の主な目的はグロトリアンの技術研修である。

グロトリアン月瀬ホール

グロトリアン展示一覧

グロトリアン シンギングトーン

blog_import_501d604581164今回の出張の主な目的はグロトリアンの技術研修である。
グロトリアンはドイツのハノーファー州はブラウンシュヴァイクというところにある。ドイツ国のほぼ中央のチョット上あたりで、ハンブルグとベルリンとフランクフルトを結んだ二等辺三角形のまた中央になる。面白いね。
市の中心地にある2か所の工場を経て、現在の工場は北北西の郊外工業団地に位置し、目の前の通りはGrotrian Str.(グロトリアン通り)と命名されている。
写真はひとつ前の旧工場。世界恐慌前のピーク時は従業員が1000人弱、敷地が50000㎡。構内に引込線路も多数あったそうだ。恐慌後は従業員は6分の1までに激減する。その後第二次大戦に突入し、この建物も大部分は破壊され、修復したが、半分は失われた。現在は専門学校の建物として使用されている。
今回の旅は、それらの古い工場の跡地やグロトリアンのルーツをたどり、かつまたゼーゼンにも行くことにした。
ゼーゼンはH.E.Steinweg氏が有名なキッチンピアノを作ったところだ。
グロトリアンやスタインウェイの原点はこのゼーゼンの地にあるのだった。
何と!この近代ピアノのルーツとも言うべき「キッチンピアノ」はグロトリアンショールームに展示してあった。
また、クララ・シューマンが演奏会で持ち運んで使用した当時のグランドピアノもオリジナルで見ることができた。
本来は博物館に展示してあるものだが、博物館の改装中とかで、グロトリアン工場に保管中であった。音も聴けたのだった。ラッキー!
てな訳で、写真等や詳しい技術研修の内容は後日スタイン氏の了解をとって公開することにしよう。
そういえば、『クララ・シューマン 愛の協奏曲』のアンコール上映が決まったそうで…。行こうっかなっと!
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天才作曲家シューマンと妻クララ、そして若き作曲家ブラームスが過ごした愛の日々を、ブラームスの子孫であるヘルマ・サンダース=ブラームス監督によって描かれた『クララ・シューマン 愛の協奏曲』。クラシックの名曲とともに綴られる、愛と感動の物語は何度観ても皆さんの心に迫ります。迫力のコンサートシーンもお見逃しなく!

『クララ・シューマン 愛の協奏曲』★

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