ピアノフレーム さび落とし ピン穴開け ピアノが語ってくれたもの-その12

blog_import_501d3bf98f1a6ピアノが語ってくれたもの-その12
歴史が語るピアノキャラクター
Q.ルーツを訪ねて、今を知るってことでしょうね。
A. そうです。ピアノの歴史は300年と一言でいいますが、その中での試行錯誤はすごいものです。また、ピアノ発展史の過程で2つの流派に別れてきました。
Q.いわゆる、2つのアクション形式ですね。突き上げ式(イギリス式アクション)と跳ね返り式(ウィーン式アクション)と呼ばれていますね。
A. 主に製造された国により、イギリス・フランス派と南ドイツ・ウィーン派とも呼ばれています。作業するピアノがどちらにルーツを持つのか?また、どの程度その影響を残しているかが、焦点になります。
Q.ウィーンと言えばベーゼンドルファーが有名ですが。
A.はい。ベーゼンドルファーは究極のピアノの1つでしょうね。ピアノ作り及び音はこうあるべきとお手本のような作り方を現代に継承しています。
ベーゼンドルファーは1909年までウィーン式アクションでピアノを製造していました。20年前の日本では博物館以外にはあまり見かけることがありませんでした。しかし、今ではピアノ史をひも解くレクチャーコンサートで見かけたり、浜離宮ホールにもシュタインの娘ナネッテ作のピアノが常備されている時代になりました。
南ドイツ・ウィーン派の有名な制作者はシュタイン・ワルター・ナネッテシュタイン・シュトライヒャー・グラーフ等です。
また、現存のピアノメーカーではベーゼンドルファー・ザウター・ペトロフ等となります。
それ以外のメーカー(プレイエル・グロトリアン・スタインウェイ・ベヒシュタイン・ブリュートナー・ヤマハ・カワイ・ファツィオリ等)はイギリス・フランス派がルーツとなります。

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