出会い 輸入ピアノ その8 ペトロフ 

9239cba4.png初代アントニン・ペトロフはボヘミアでピアノ産を開始した。
チェコは音楽家の多い国でヨーロッパの音楽学校と比喩されることもあるそうだ。
また、物づくりの盛んな国民性も良く知られている。
ベヒシュタイン社との関係も深く戦前戦後を通して共同開発を続けてきた経緯もあるようだ。
広大な工場敷地内には木材の自然乾燥場もあり特にペトロフブランドは一貫生産を続けているようだ。
人件費が安いことと企業努力もあってコストパフォーマンスが最も優れている楽器だと思う。
響板の材質やフレームの品質、工作精度どれをとってもドイツのメーカーに匹敵する。
アクションルーツがウィーン式になるので、ベーゼンドルファーにも共通する木の響きが特徴である。
2003年以降民営化とともに特にアクションの革新が行われタッチや耐久性も格段にアップした。
出会いは古い小型アップライトだったと記憶する。
この時代のアップライトはアクション調整に苦労させられたが、和音が立ち上る響きの素晴らしさは今と変わらなかった。

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