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何をしている所でしょうか?  その1

公開日: : 最終更新日:2021/01/30 ピアノ作り何をしている所?, ピアノ技術関連

005004何をしている所でしょうか?  その1
答 木材の強制乾燥 です。
ピアノに使用する木材の種類は針葉樹から広葉樹まで多岐に渡ります。音を伝えて振動させたい部分にはより比重の軽い針葉樹を使います。
また振動の節にしたい所やより強度を必要とする部分は比重の重い広葉樹の堅木を使います。
木材は中の水分(含水率)を調整することで経年変化が少なくなり、より耐久性のあるピアノの材料となります。
数年(場合によっては十数年)自然乾燥をすませた木材は加工前に強制乾燥を行ないます。方法は50度Cの室内温度で3週間乾燥します。
時間短縮のために、温度をもっと上げたり、電磁波(大きな電子レンジみたいなもの)で処理して含水率の調整をすると、木材の細胞構造の破壊につながるのか?長い年月を良い音で歌ってくれるピアノの材料には不向きのような気がします。
牛乳の殺菌に120度で2秒とか最近は60度で30分とかいろいろあるようですが、殺菌も重要ですが、風味を損なわないためには温度を上げ過ぎないことも大切なのではないでしょうか。
ヨーロピアンピアノは「手作り」とよく云われていますが、実際は機械も使用します。しかし、オートメーションではありません。それほどの量産はしないわけです。
理由の一つは良い材料の確保でしょう。
この強制乾燥一つでも長い音づくりの歴史とこだわりを感じます。

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