ピアノ技術関連

ピアノ技術関連

『ピアノ調律師』の『立ち位置と領分』   

『ピアノ調律師』の『立ち位置と領分』                                                 日本の古楽器界 ピアノのルーツ、チェンバロの技術者はピアノ調律を学び工房に入門して数年~十数年修行生活を送...
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C.BECHSTEIN 平行弦コンサートモデル 伝説の赤いベヒシュタイン

C.BECHSTEIN 平行弦コンサートモデル   カール・ベヒシュタインが働き盛りの53歳の時の製造 コンサートモデル。 彼はここまで作り込んでいた・・・。   ベヒシュタイン 平行弦コンサートモデル ローズウッド艶出 1880年製 平行...
ピアノ技術関連

ピアノトーンの奇跡『連成振動』と『二段減衰』前編

ピアノトーンの奇跡『連成振動』と『二段減衰』前編 ピアノパッサージュ株式会社 ピアノ調律師 尾崎正浩 今回は調律について2回に分けて考えて行きたいと思います。 『コンサートチューナー二人の相談事』 その1  とある地方都市の大ホール専属調律...
おすすめ総集編

「ピアノが語ってくれたもの」シリーズ 2 ピアノの響板特性とハーモニー調律 その1~その48

以下の文章は(一般社団法人)日本ピアノ調律師協会 会報No.170・171(2020~21年)に投稿された文章を一部変更したものです。ピアノ調律師を対象に書かれた文章ですので、一部専門用語やわかりにくい表現を含みます。ご了承ください。文責・...
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『ベヒシュタイン技術者の会』に向けて ベヒシュタイントーンシリーズ Vol.3 ピアニストが一言『タッチ』と表現したとしても・・・

ベヒシュタイントーンシリーズ Vol.3 ピアニストが一言『タッチ』と表現したとしても・・・               ピアノパッサージュ株式会社 ピアノ調律師 尾崎正浩 ピアニストと調律師は『目の前にあるピアノに理想的な状態を求める』と...
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『ベヒシュタイン技術者の会』発進

『ベヒシュタイン技術者の会』に向けて                      『ベヒシュタイン』は長い伝統の中で、時代と共に作曲家や演奏家、コンサート会場、そして『ピアノ調律師』と共に洗練され、今も進化し続けている現存する唯一のメーカーと...
グランドピアノ

杵さんちのグロトリアン その3  鍵盤修復中

四谷杵さんちのピアノ 修復中 アブストラクトをキャプスタンに変更したのは杵渕さんなのかしら? 20世紀初頭のグロトリアンは鍵盤の研究もかなり進んでいた事が随所に伺われ勉強になります。 そういえば・・・ お部屋のお片づけをしていたら、古いカセ...
ピアノ修理

プレイエルについて教えて下さい。

Q1・プレイエルについて教えて下さい。既に生産が中止となっていますが、中古品を購入し修理する場合は、純正部品は使えず、他メーカーの部品を使用することになるのでしょうか? その場合、プレイエルの特徴的な音が失われてしまうのでは、と気になります...
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何をしている所でしょうか?  その6

何をしている所でしょうか?  その6 答 グランドピアノの側板を作っています。 現在ではベーゼンドルファーやペトロフを除いて、グランドピアノの側板は薄い板を何層にも合わせて曲げて接着して行きます。 経験上、この部分の材料や接着剤はピアノの重...
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何をしている所でしょうか?  その7

何をしている所でしょうか?  その7 答 グランドピアノの鉄骨(フレーム)の裏側です。 鉄骨の裏側はなかなか見る機会はありませんね。 写真はペトロフの鉄骨です。 ピアノ本体に取り付けられるのを待っている所でしょう。 フレームの下の部分にはピ...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その18 これまでのまとめ

ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その18 これまでのまとめ これまでの内容をまとめると、 形あるもの、実在のピアノには必ず固有振動等の特性が現れる事。 特性が弦設計や響板のサイズ、形状、材料等によって左...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その17 ピアノは大きい方がいいの?

ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その17 ピアノは大きい方がいいの? ピアノの『響板f0』だけに焦点を当てて考えると、ピアノは大きければ大きいほど優秀ということになります。 しかし、低音と高音の音量音質...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その16 ロングミュートにおける割り振りの盲点

ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その16 ロングミュートにおける割り振りの盲点 つまり、現実のピアノでは、ロングミュートで3本弦の2本をミュートし、1本弦にしていかに素晴らしく割り振り(基礎音階)が出来...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律 その15 ミネラル成分の存在意義

ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その15 ミネラル成分の存在意義 ピアノはメーカー、設計、大型、小型にかかわらず多かれ少なかれ『響板インハーモニシティー』という特性(個性)が必ず現れる訳ですから、それを...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その14 響板同期と高音セクション

ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その14 響板同期と高音セクション ちなみに、U3タイプの場合78Dくらいから上は、すべてのKey音と響板が同期するようになります。  その結果として、一般的に次高音セク...
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ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その13 平均律の割り振り数値理論

ピアノが語ってくれたものシリーズ ピアノの響板特性とハーモニー調律  その13 平均律の割り振り数値理論 ピアノ調律をメーカー育成所や専門学校等で学ぶ時、最近の割り振り(平均律)数値表記においては『弦インハーモニシティー』を考慮して4度や長...