ピアノが語ってくれたもの-ブログ

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スタインウェイ 129才スクエアー newB-211 78才ルイ15世 ピアノが語ってくれたもの-その34

ピアノが語ってくれたもの-その34 アナログ的ピアノ製作 Q.ところで、ピアノ製作の現状は悲観的な意見も聞かれますね。前に触れましたが、酸性雨や大気汚染の影響でピアノの材料が以前ほど良くないなどと・・・。 A. 「おいちゃん!それをいっちゃ...
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フレーム仕上げ ピアノが語ってくれたもの-その33

ピアノが語ってくれたもの-その33 洋の東西 A. 使用言語を聴いて感じて、そのリズムを持つことが重要ですね。 Q.リズム、つまり、アクセント位置の違いですね。何か良い訓練法はありませんかね。 A. 機会があるごとに、フランス語やドイツ語を...
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ベルリン ピアノが語ってくれたもの-その32

ピアノが語ってくれたもの-その32 西洋は子音の大安売り? A. 例えば、ドイツ語でSchreiben(書く)とSchrauben(ねじを回す)は、アクセントのあるeiとauの部分以外は同じ発音です。しかし、意味は全く違いますね。彼等のコミ...
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グロトリアン in Germany ピアノが語ってくれたもの-その31

ピアノが語ってくれたもの-その31 母音の大安売り A. 子音と母音がペアになって意味が発生する日本語を聞く耳は子音の後にすぐついてくる母音を聴こうとするリズムを持つわけです。 Q.つまり、すぐに母音を言い換えれば発音の意味を理解しようと聴...
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ベヒシュタイン in Germany ピアノが語ってくれたもの-その30

ピアノが語ってくれたもの-その30 使用言語における母音の位置と意味 Q.フランス語もドイツ語もヨーロッパ言語ですから、対日本語に比べると隔たりは少ないでしょうね。 A. 日本語が特殊なのかもしれません。というのは、日本語はローマ字で書けば...
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プレイエル in France ピアノが語ってくれたもの-その29

ピアノが語ってくれたもの-その29 日本語ユニゾン? Q.何が違ったのでしょうか?やはり、音の聴き方やユニゾンを合わせる部分音が異なるのでしょうか? A.はい。明らかに違っていました。どうも私は日本語ユニゾンを作っていいたのかもしれません。...
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ベーゼンドルファー in Wien ピアノが語ってくれたもの-その28

ピアノが語ってくれたもの-その28 仮説その2 フランス語やドイツ語の響きが調律や整音作業に大きく影響する。 A. 私には特にフランス語の響きが調律や整音などのピアノの音づくりに勉強になるような気がします。 Q.以前は鹿皮等を巻いて作ってい...
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スタインウェイ im Hambrug ピアノが語ってくれたもの-その27

ピアノが語ってくれたもの-その27 仮説その1 ピアノ音のインハーモニシティーが平均律音階の普及に役立った。 Q.平均律調律法の発見はかなり以前にさかのぼるそうですが、なかなか普及しなかったそうですね。バッハ「平均率クラヴィア曲集」の楽譜で...
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ピアノコンサート in France ピアノが語ってくれたもの-その26

ピアノが語ってくれたもの-その26 「レンガ積み文化」とピアノ A. 継続こそが文化でしょうね。ヨーロッパにとってピアノこそが、300年の歳月をかけて、様々な国の天才的努力家が、発明や改良、試行錯誤を続け、そして、まだまだ完成したとは言わな...
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シュテファン大聖堂 ピアノが語ってくれたもの-その25

ピアノが語ってくれたもの-その25 大陸的発想?文化的発想? Q.成長し続けるってことでしょうね。今、出来る限りのことは尽くして次の世代に託すみたいな感じかな? A. そうですね。考えてみると、芸術とか文化は、本来そのようなスタンスのもので...
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ピサの斜塔 ピアノが語ってくれたもの-その24

ピアノが語ってくれたもの-その24 なんたるのんき? Q.二つ目の価値観は? A. もう一つは気の長~さですよ。ヨーロッパの歴史的建造物には、140年作り続けて、まだ、未完成とか?完成まで休み休みで600年かかったとか?・・・平気で堂々とお...
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ドゥオモ ピアノが語ってくれたもの-その23

ピアノが語ってくれたもの-その23 コンセプト Q.それでは、肌で感じた部分はどのようなところなのでしょうか。 A.一つ目はコンセプトです。友人の音楽大学の講師にもこの比喩を授業でレクチャーされている方も居ますから、西洋音楽を実践されてきた...
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ピアノが語ってくれたもの-その22 フェルトの今日 Q.フェルトの質と言いますか。弾力や絡み具合、耐久力はフェルトメーカーにゆだねることとなるでしょうが、近年の化学汚染、環境破壊等で羊毛の質がピアノハンマーに以前ほど向かなくなってきている話...
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ピアノが語ってくれたもの-その21 ハンマーの選択だけでも分かっちゃう Q.ハンマーの話しにもどりましょう。重量の違いで弦設計の特性とハンマーの相性のようなものが、具体的にありますでしょうか。 A. 以前述べた弦設計を思い出して下さい。ハイ...
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ピアノが語ってくれたもの-その20 フランスの「パープ」さんは天才? Q.ミュンヘンの楽器博物館にパープ製の縦型ピアノが展示してあるそうですね。 A. そうですね。パープはフランスの天才肌のピアノ制作者だったようです。残念ですが、一代限りで...
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ピアノが語ってくれたもの-その19 ハンマー重量のジレンマとフェルトの採用 Q.なるほど、フェルトの質の重要性は分かりました。それでは、フェルトを採用した理由を具体的に説明出来ますでしょうか。 A. ピアノは最低音のラが27.5Hz、そして...