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「BECHSTEIN・ナウ」その6 内リムと外リムの接着

その音色の美しさ 内リムと外リムの接着 マイスターの話しでは接着とは実に不思議な現象でもあり、慎重で難しい部分だそうです。 たとえば、平らなガラスとガラスをくっつけるような場合は水を間に入れるだけでくっついた感じになりますよね。 接着で最も...
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「BECHSTEIN・ナウ」その7 キーベッド作り

ベヒシュタインその音色の美しさ キーベッド作り キーベッドとは、その名の通り鍵盤がのっかる台の板のこと。 演奏者のタッチをしっかりと受け止め雑音成分をうまく逃がし、弾き心地や音色にまで影響する大切な部分です。 ベヒシュタインでは音の伝搬が速...
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「BECHSTEIN・ナウ」その8 響板作り

ベヒシュタインその音色の美しさ 響板作り 響板はピアノの心臓部とよく言われます。ベヒシュタインの心は大きくて広いのよ。 弦の音を増幅し、求めるベヒシュタイントーンに近づくために材質や形状が重要になるそうです。 成長のゆっくりな木目の細かいフ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その9 駒は弦の振動を響板に伝える重要な部分

ベヒシュタインその音色の美しさ 駒作り 「駒は弦の振動を響板に伝える重要な部分です。」 「全体の形状や上面の削り方によってはピアノの音色にも影響する部分なので、ベヒシュタインの音を守るために非常に精度の高い加工を必要とします。」 「駒の制作...
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「BECHSTEIN・ナウ」その10

ベヒシュタインその音色の美しさ 駒と響板の接着の後、ボディと響板は接着されます。 特にグランドピアノの高音部は弦が張られてテンションがかかった場合にねじれの強い力が働くため強密着の工夫が施されるそうです。 フレームボルトの工夫やサウンドベル...
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「BECHSTEIN・ナウ」その11

ベヒシュタインその音色の美しさ 仕掛り品 お休み中 冒頭でも言いましたが、私の制作部分は木工の占める割合が多いのです。 仕掛り品の保管・管理・乾燥がとても重要なのですね。 フレームや弦の張られていないボディが所狭しと並べてあります。 私はじ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その12

ベヒシュタインその音色の美しさ 鉄骨(金属フレーム)シーズニング中 フレームはネズミ鋳鉄を原料とした鋳物です。 ピアノ作りの歴史の中でネズミ鋳鉄が最もピアノの音つくりに適した金属のようです。 ゴールドラインのフレーム作りは通常の温度より更に...
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「BECHSTEIN・ナウ」その13

ベヒシュタインその音色の美しさ 鉄骨(フレーム)塗装 フレームはじっくりシーズニングされます。 ネズミ鋳鉄は如何に最新特殊技術で作られてもねじれや縮小などの変化が起こるのです。 その変化を待つのがシーズニング。 シーズニングの済んだフレーム...
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「BECHSTEIN・ナウ」その14 フレーム合わせ

ベヒシュタインその音色の美しさ フレーム合わせ 音の伝達や耐久力の為には密着が重要になります。 それは木部接着のみにかかわらず、フレーム(鉄部)とボディ(ピン板及び内リム)の密着が重要なのです。 高精度のフレームは作業をより正確に進めること...
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「BECHSTEIN・ナウ」その15 フレームアグラフ取り付け

ベヒシュタインその音色の美しさ フレームアグラフ取り付け アグラフの構造にも進化が見られます。 以前はワッシャーでアグラフの高さ調整をしていましたが、現在では形状により角度調整が容易になりました。 フレームとの密着性も増し振動のエネルギーロ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その16 弦張り

ベヒシュタインその音色の美しさ 弦張り 弦にねじれや傷をつけないように、1本1本丁寧に弦を張ってくれています。 低音弦は工場内で製作されるベヒシュタイン特製の巻線です。 ベヒシュタイントーンの支えになる重低音は多くの試行錯誤の中から匠の技術...
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「BECHSTEI・ナウ」その17 仕上げ木工

ベヒシュタインその音色の美しさ 仕上げ木工 私にお化粧をしてくれる人たちです。 外装に化粧板を張り、細かい仕上げの作業です。 私の仕上げにはは高級家具以上の手間をかけてくれます。 匠の技が光る部分ですね。 「BECHSTEIN・ナウ」総集編...
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「BECHSTEIN・ナウ」その18 鍵盤・アクションのシーズニング

ベヒシュタインその音色の美しさ 鍵盤・アクションのシーズニング お待ちかね、アクション部門へ行きましょう。 アクションもいろいろな堅木の木材を使用します。 細かい部品ですから、人工乾燥も重要な部分です。 私のアクションはレールに至るまですべ...
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「BECHSTEIN・ナウ」その19 アクション

ベヒシュタインその音色の美しさ アクション オビノコはちょっと危険な工作機械だそうです。 慣れない人は近づかないでね。 シーズニングを終えたアクションが鍵盤フレームに乗せられハンマーが取り付けられます。 近年、ベヒシュタイン工場はアクション...
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「BECHSTEIN・ナウ」その20 アップライト調整

ベヒシュタインその音色の美しさ アップライト 調整アップライトの本体とアクションを合わせて基準の場所に決めていきます。 調整の後、鍵盤の鉛調整を行います。 均一なタッチをと敏感な反応を併せ持つ最良の楽器となっていきます。 私のアクション調整...
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「BECHSTEIN・ナウ」その21 グランドアクション調整

ベヒシュタインその音色の美しさ グランドアクション調整 グランドピアノはアクションと鍵盤が一体になっているのでピアノから出して調整が出来ます。 本体から出しては調整、入れてみてはチェックの繰り返しです。 アクションも結構重たいので体力も必要...